多世界解釈に関する疑問



2014/1/11
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公開日 2005/1/1

多世界のよくある疑問に回答します。

ほかの世界はどこにあるのか?

この世界を2次元の紙と仮定します。 私たちは、その紙の世界を、3次元の世界にたくさん置くことができます。 このように、次元が一つ増えるだけで、場所は大量に増えます。 そのような次元として時間があります。

私は、異なる時刻の世界は多世界の一種なのだと考えています。 通常、私たちは、同時刻の世界を多世界のひとつと考えます。 しかし、10分後の世界も多世界にふくまれる世界のうちのひとつなのです。

多世界解釈と時間の矢

私たちは距離(きょり)と同様に時間を測定できるため、 時間も距離(きょり)と同様に実在していると感じています。 しかし、私は、時間は距離(きょり)と同じようには存在しないと考えています。 実際には、時刻の異なる世界が複数存在していると考えています。 私たちは、時刻の異なる世界の間の遷移(せんい)を時間の経過と感じているのです。

もし、宇宙が永遠に大きくなり続けるなら、時間は永遠に続く気がします。 しかし、私はエントロピー増大なしでは時間を測定できないと考えています。 遠い未来のエントロピー最大の世界では、時間の経過という現象は 存在しないと考えます。 エントロピーの最大近辺の個々の世界間で遷移(せんい)は起こりますが、 時間が経過したようには見えません。 時間の矢の方向は、エントロピーが増大する間ははっきりしています。 しかし、エントロピー最大の世界では、はっきりしません。

世界の個数は無限か?

世界の個数を無限と考えている人がいます。 私は、世界の個数は有限だと考えています。 もし、電子の位置を無限小の距離(きょり)ずらせるならば、世界の個数は無限です。 なぜなら、電子の位置の異なる世界は別の世界であるためです。

私は最小距離(きょり)と最小時間が存在すると考えます。 電子を無限に短い距離(きょり)だけずらせないため、世界の個数は有限です。

世界の分岐(ぶんき)でエネルギーは増えるのか?

世界の分岐(ぶんき)でエネルギーが増えると考えている人がいます。 多世界の世界は、時刻の異なる世界と同じです。 私たちは、通常、エネルギー保存則を確認するために、 異なる時刻のエネルギーを足しません。 したがって、エネルギー保存則を確認するために、 異なる世界のエネルギーを合計する必要はありません。

ほかの世界を観測できるか?

多くの人が、ほかの世界は観測できないと考えています。 私は未来で、ほかの世界を観測できると信じます。 波動関数は実際には非線形と推測します。 その非線形性を利用してほかの世界を観測できるかもしれません。

非線形のアインシュタイン方程式の関数は空間の波を表現します。 波動関数は、私たちがまだ知らない新しい空間の波を表現していると推測します。 両方の関数が空間の波を表現しているため、波動関数は非線形かもしれません。

経路積分との関係は?

私は経路積分と多世界解釈(かいしゃく)は密接な関係があると考えています。 問題点は、一意な基底を選ぶ方法がないことです。 それぞれの世界の状態は基底によって決まります。 もし一意な基底を選べないと、世界の状態を一意に決めることができません。

私は、一意な基底を選ぶことができると考えています。 基底として、粒子(りゅうし)の位置を選ぶことができると考えます。 スピンに対する一意な基底を選ぶことができませんが、 スピンの内部空間の位置を基底として選べると推測します。


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